TOEICテストでは英単語はスコアアップの一番の味方と言っても過言ではありません。リスニングにしろリーディングにしろ語彙・語法問題にしろ、その英単語のことを知っていないと解けない問題が多く出題されるからです。
この記事では僕が実際に手にとっておすすめできると判断した単語帳を集めてレビューしてみました。それぞれ単語帳の紹介と対象レベル、具体的な特徴が書いてあります。基本的には難易度がだんだん上がっていくように書いておきました。
TOEICおすすめ英単語帳4選
TOEICおすすめ単語帳1 データベース3000 基本英単語・熟語 [5th Edition]
今回紹介する単語帳の中では最も基本的なレベルの単語帳がデータベース3000 基本英単語・熟語 [5th Edition]です。
対象レベル
中学レベルから高校生中級レベル
内容
この単語帳は大学受験の単語帳として使用されているもので、大学受験のレベルとしても初級から中級レベルといった難易度の単語帳です。
どういった点で優れているのかというと、まず英単語の意味の選定が素晴らしいです。ダラダラと沢山の意味が並んでいる単語帳も散見される中、この単語帳は単語のコアなイメージがつかみやすく、例文もついているので単語の使い方なども十分に学ぶことができます。
また価格が安いわりにCDが付いていたり、熟語も載っていたりするので、英語からかなり長い間離れていた人にとっては必読書となります。この一冊が仕上がれば、十分TOEIC用の単語帳に挑むことができるようになります。英語に自信の無い人はこの一冊から始めるのがベストです。
TOEICおすすめ単語帳2 新TOEIC R TEST 出る順で学ぶボキャブラリー990
次に紹介するのはTOEIC用の英単語帳としては比較的ベーシックなレベルの新TOEIC R TEST 出る順で学ぶボキャブラリー990です。
対象レベル
TOEIC500点未満からTOEIC700点レベル
内容
次に紹介する単語帳は大学受験の単語帳とTOEICの単語帳が混ざったようなレベルの一冊です。
大学受験レベルの英単語で穴がある人には特におすすめで、さらにこの一冊でTOEICの基本的な英単語も学習することができます。基本的には例文があって、その中に英単語がいくつか中に含まれているのを覚えていく形式になっています。DUOなどと似ている感じですね。
英単語の覚えやすさという点ではTOEIC英単語帳の中では抜群に優れています。ただ学習用にCDが付いているのですが、TOEIC初心者には多少スピードが速いかもしれません。
最初は例文を読んでから英文を聴くような形で勉強すると良いと思います。最初からCDだけで勉強しようとするより、例文を目で追いながら耳を慣らすためにCDを使用する方が学習効率が良いはずです。
また本のタイトルには990とありますが、990点を取れるレベルではないことも知っておいてください。
あくまでTOEIC700点レベルまでの単語帳です。それより上のスコアを狙う人はまた別の参考書を用意しましょう。
TOEICおすすめ単語帳3 TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
TOEIC単語帳の中では随一の人気を誇っている、TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ です。
対象レベル
TOEIC500点レベルからTOEIC900点レベル
内容
TOEIC愛好家に大人気の単語帳ですが、内容は英単語勉強の王道を行きます。
参考書にはTOEIC500点以上の人が対象と書いてありますので、ある程度基本英単語を身につけたに向いています。
内容としては、600点レベルの英単語が400個、730点レベルの英単語が300個、860点レベルの英単語が200語、990点レベルの英単語が100語あります。
これらをマスターするだけでも相当な力が付きますが、この単語帳には他にもパート1重要語100語、部署・職業名、前置詞・接続詞・接続副詞、多義語、定型表現など、コンパクトなサイズの単語帳の中にこれでもかというほど、スコアアップに役立つ英単語が載っています。
特に部署・職業名に着目した単語帳は珍しく、これらを覚えるだけでもTOEICテストの理解がかなり進みます。
加えて、前作の金のフレーズでも同様でしたが、今回も英文穴埋め方式の体裁を取っており、インプットがある程度進んだ後は、アウトプットの練習にもなります。
ただ、この参考書の英単語だけではTOEIC990点は正直厳しいと思います。TOEIC900点台を狙うならこの本を仕上げれば、もう完璧と言っても差し支えないと言えるでしょう。
TOEIC単語帳4 TOEICテスト英単語ターゲット3000 新装版: 新形式問題対応
続いては、大学受験用英単語帳としても有名なターゲットのTOEIC版である、【CD2枚付】TOEICテスト英単語ターゲット3000 新装版: 新形式問題対応を紹介します。
対象レベル
TOEIC500点からTOEIC900点台
内容
この単語帳の特徴はTOEICの英文に則した例文と例文中の派生語・類義語・反意語などのレパートリーです。
例文も第1部では短かく、後半の第3部では長文が例文となっています。
ですので、英単語力を鍛えるのと同時に英文中でその英単語がどのような使われ方をするか?
どういった英文でその英単語が使われる可能性が高いのかなどがわかるようになっています。
この単語帳はリーディングパートでの英単語力を増やすのに有効だと思います。
僕はKindleでこの単語帳を購入したのですが、Kindle版でも十分すき間時間に勉強するのに有効だと感じました。紙媒体が好きな人は紙媒体で買っても良いと思います。
この単語帳を十分にこなせば、TOEIC900点台を狙えると思いますが、かなりボリュームがあります。確かに地力は付くと思うのですが、その分時間が掛かると思うので、その点だけは注意しましょう。手早くTOEICのスコアだけを上げるだけなら、金のフレーズの方が有効かもしれません。ターゲットはどちらかというと、英語力を高める為に使う参考書といった感じです。
またCD付きと書いてありますが、音声ダウンロードも可能です。TOEICの英単語帳にしては珍しく日本語の語義もナレーションしてくれるので、英単語の意味を日本語でしっかり覚えておきたい人にはおすすめです。
またコラムなども充実していて、TOEICのスコアアップのつぼがしっかりおさえられています。かなり分量はありますが、幅広いレベルの人におすすめの単語帳です。
終わりに
TOEICおすすめ単語帳を四冊紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
今回はおおよそのレベル別と特徴別で単語帳を分けましたので、お気に入りの単語帳が見つかるのではないかと思います。
どの単語帳もTOEIC対策としておすすめですので、安心して使ってみてください。