TOEIC公式問題集ってどう勉強すればいいんだろう?
TOEIC公式問題集はTOEIC受験者必携の問題集ですが、正しい使い方がわからないという人も多いかと思います。
そこで、この記事ではTOEIC公式問題集の正しい使い方を詳しく解説していきます。
基本的に上から順に読んでもらえればと思いますが、読みたいところだけ読んでもらっても効果が出るように書いてあります。
公式問題集の選び方や、公式の出している分野別の問題集については以下のリンクを参考にしてください。
公式問題集の音声ダウンロードがわからない人は以下のリンクが参考になるはずです。
TOEIC初心者は公式問題集を使う前に中学英語を勉強しよう
TOEIC初心者で中学英語の知識があやふやな人は、まず中学英語をしっかりやり直しましょう。
公式問題集は難易度がある程度高いので、中学英語ができていないと歯がたたないためです。
中学英語を基礎からやり直す場合は、次のリンク先で中学英語を学習しましょう。
TOEIC公式問題集の基本的な使い方
まず、TOEIC公式問題集の基本的な使い方について解説します。
基本的には次の3ステップになります。
- 時間を計って解く
- 答え合わせをする
- 復習をする
1.時間を計って解く
まずは時間を計って1回分の模試を解きます。
この時の注意ですが、リスニングセクションではイヤホンではなくスピーカーを使いましょう。
TOEIC本番ではスピーカーで音声を聞くことになるので、なるべく本番に近い状況で公式問題集を解くためです。
2.答え合わせをする
次に答え合わせをします。
答え合わせをするときは、問題を次の3つのグループに分けます。
- 自信を持って正解した
- たまたま正解した
- 不正解だった
この作業は復習を効率的にするために非常に重要です。
3.復習をする
復習では、答え合わせをしたときに、
- たまたま正解した問題
- 不正解だった問題
を重点的に復習します。
この2つが自信を持って確実に解けるようになれば、スコアが上がるためです。
ここまでが基本的な公式問題集の使い方です。
TOEIC公式問題集リスニングセクションの使い方
公式問題集のリスニングセクションの使い方を紹介します。
基本的な使い方から、上級者向けの勉強法まで紹介します。
聞き取れるようになるまで繰り返し聞く
リスニングの勉強の基本は、「聞き取れるようになるまで聞く」ことです。
何回聞けばいいの?
実は、聞く回数はそれほど重要ではありません。
1回聞いて聞き取れたらそれでいいですし、なかなか聞き取れなかったら10回以上聞く必要があるかもしれません。
とにかく聞き取れるようになるまで繰り返し聞きましょう。
パート1&2はディクテーションをする
パート1&2についてはディクテーションという勉強法がおすすめです。
ディクテーションってなに?
ディクテーションとは、聞こえた音声を文字に起こす勉強法のことです。
ディクテーションをすることで、普段なら聞こえないような細かい音まで聞こえるようになります。
パート1&2の短い英文はディクテーションに最適です。
パート3&4はシャドーイングをする
パート3&4についてはシャドーイングという勉強がおすすめです。
シャドーイングってどういう勉強法?
シャドーイングとは聞こえた音声を少し遅れて発音する勉強法です。
英語のものまねをするといったらわかりやすいかもしれません。
シャドーイングをすると、聞こえる音のパターンが劇的に増えて、リスニング力が向上します。
初心者向けの勉強法ではないのですが、TOEIC600点レベルになったらやってみましょう。
シャドーイングを行う時はスピーカーよりイヤホンがおすすめです。
スピーカーだと、自分の声で音声が聞こえなくなってしまうためシャドーイングがしにくくなります。
効果的なシャドーイングのやり方については以下の記事で詳しく解説しています。
abceedを使って1.2倍速で聞き取る
abceedとは英語学習用のスマホアプリのことです。
abceedでは公式問題集の音声が無料でダウンロードでき、音声の速度も変えることができます。
そこで、TOEIC800点レベルになったら、音声を1.2倍~1.5倍速にしてリスニングしてみましょう。
普段より速い音声を聞くことで、聞き取る力が上がります。
さらにレベルアップをしたければ、音声を速くしてシャドーイングをするのも非常に勉強になりますよ。
abceedは音声ダウンロードだけなら無料なので、手に入れておいて損はありません。
TOEIC公式問題集リーディングセクション(パート5)の使い方
TOEIC公式問題集のパート5の使い方を解説します。
パート5は解いた後の復習の仕方が特に重要です。
ここでは正しい復習の仕方について説明します。
正解の理由だけじゃなく不正解の理由も理解する
パート5は、問題を解いた後に選択肢の正解の理由だけでなく、不正解の理由まで理解するようにしましょう。
選択肢が不正解の理由までわかるようになると、1問解くだけで数問の問題を解けるエッセンスが吸収できます。
パート5では1問につき選択肢が4つあるので、不正解の選択肢まで勉強すれば、通常の4倍の知識が身に付くというわけです。
不正解の選択肢の学習はぜひ行うようにしましょう。
パート5をトータル10分以内で解けるようにする
TOEICリーディングセクションは時間との戦いです。
TOEIC公式問題集でパート5を10分以内で解けるようにしておけば、本番でもハイスピードで解くことができます。
ただし、ケアレスミスはしないように注意しましょう。
素早く解けても間違えてしまっては元も子もありません。
TOEIC公式問題集リーディングセクション(パート6&7)の使い方
TOEICリーディングセクションのパート6&7の使い方について解説します。
簡単に説明すると、
- 通読
- 音読
の順番で勉強します。
通読
まずパート6&7の文章を全て読みます。
この時は、リーディングスピードよりも正しく読むことを意識しましょう。
わからないところは辞書などを使ってどんどん調べていきます。
最終的に、公式問題集のリーディンググセクションの英文に関してわからないところがなくなるのが目標です。
この通読の作業を行うことで、リーディングの力が上がり、解釈を誤ることがなくなります。
音読
次に音読です。
音読では、英文を見ながら実際に声を出します。
もし、声が出しにくい状況だったら口パクでも構いません。
音読の効果としては、
- 英語を英語のまま理解できるようになる
- リーディングスピードが上がる
などがあります。
上記の通読と音読をバランス良く行えば、リーディングセクションは攻略しやすくなります。
TOEIC公式問題集を正しく使ってスコアを上げよう!
ここまで、TOEIC公式問題集について以下の内容について解説してきました。
- TOEIC初心者は中学英語をマスターしてから公式問題集へ
- TOEIC公式問題集の基本的な使い方
- TOEIC公式問題集のリスニングセクションの使い方
- TOEIC公式問題集のリーディングセクションの使い方
この記事に書いた勉強法を実践すれば、公式問題集だけでもかなりのスコアアップが望めます。
正しく勉強して、最短距離でTOEICのスコアアップを目指しましょう。