アルクから2007年に発売された「究極の英単語」シリーズ4冊。レベル別に分かれているシリーズですが、この記事では究極の英単語シリーズについて徹底レビューしていきます。
究極の英単語シリーズの内容
究極の英単語シリーズのレベル・語彙数について
究極の英単語はレベルが簡単な方からvol.1 vol.2と続いていき、計4冊発刊されています。
収録語彙数は1冊で3000語です。vol.1では「a」や「boy」などと言った、中学レベルの英語が収録されており、vol.2では大学受験レベルの英単語が掲載されています。
現在僕が取り組んでいるvol.3ではTOEIC900点レベルの英単語を。最も難しいvol.4ではTOEIC満点レベルの英単語が載っています。
ただし、単語の選定基準が普通の英単語帳と異なっているので、vol.3でも、leopard「ヒョウ、ヒョウの毛皮」といった、普通の単語帳には載っていないような英単語が掲載されています。
また、派生語などが同一のページに載っていないません。例を言うと、比較的基本的な英単語であるavoid「~を避ける」の派生語avoidance「回避、避けること」は2つの英単語としてカウントされているのです。
それを考えると、収録語彙数は思ったより少ないかと思います。
究極の英単語シリーズの覚えやすさ
これについては賛否が分かれるかと思われます。
究極の英単語シリーズは500語ごとに例文がある・なしと交互に続いていくのです。例文がある英単語はかなり覚えやすいのですが、例文が無い英単語については、英単語と意味と使い方が書いてあるだけです。
ですので、例文が無い英単語については語法などはほとんど説明がありません。また各英単語についている意味の数がやたらと多い時があるので、全部を覚えていくのは至難の業です。
覚えやすさについて言うなら、TOEICを受ける人はTOEIC用の英単語帳を。大学受験生なら大学受験用の英単語帳を使った方が覚えやすいですし、語法などの解説も詳しいと思います。
ただし四冊でトータル12000語の語彙数は魅力的です
ここまで高いレベルの英単語帳は他に探すとするなら英検一級の英単語帳くらいしかないと思われます。
究極の英単語シリーズとTOEICの相性
究極の英単語シリーズを全て覚えれば、恐らくTOEICの語彙問題でもほぼ毎回満点が取れるレベルになるはずです。
ただし、このシリーズにはTOEICとは関係がないと思われる英単語も数多く収録されているので、TOEICの点数を上げるために使うのは非効率的です。
毎回TOEICで満点を取りたい人や、TOEICを越えて英字新聞や英語で書かれた本をスラスラ読めるようになりたい人用に作られた英単語帳だと思えば良いと思います。
究極の英単語シリーズは英単語を極める為の単語帳
以上、究極の英単語はデメリットもありますが、語彙力を限界まで高めたい人には福音の書になります。
ちなみに僕はシリーズを全て買いそろえましたが、ある程度語彙力があるという人ならシリーズの途中から買ってみるのも良いと思います。
以下、究極の英単語のリンクです。



