TOEICの模試は書籍ではいろいろ販売されていますよね。実はオンラインで採点してくれる模試もあるんです。
この記事ではTOEICのスコアアップに役立つオンラインの英語模試を7つ紹介します。
7つのオンライン模試にはそれぞれ、
- メリット
- デメリット
- 総論
といった解説を付け、TOEIC本番のスコアアップに活用できるよう、詳細に説明しました。
TOEICをオンラインで受験する方はこちらの記事もどうぞ。
TOEICオンライン模試厳選7選
ここからオンライン模試を7つ紹介していきます。7つ全部受けようとすると大変なので、自分に合った模試を選んで受けることをオススメします。
1.TOEIC公式サンプル問題
メリット
TOEIC公式サンプル問題はTOEICの公式機関が作ったテストが無料で受けられるのが最大のメリットです。
スマホからも受けられますので、パソコンがなくても大丈夫です。
デメリット
デメリットは、問題数が少ないことと点数配分がわからないところです。
また問題数が少ないため、TOEIC対策を全てしようとするのは難しいです。
総論
TOEICを初めて受ける人やTOEICの難易度を知りたい人におすすめの模試です。問題の傾向や難しさがわかるので、これからの勉強の指針になります。
逆に、TOEICを受けたことがあったり、TOEICの問題を知っていたりする人はあまり受ける必要がありません。学習初期に受けるべきオンライン模試です。
2.TOEIC Practice Questions 広島大学
メリット
TOEIC Practice Questionsも無料で受験できます。そして最大のメリットは問題数がなんと1000問もあることです!なんと、模試5回分の問題数にあたります。
デメリット
作成された時期の関係で、問題の形式が古いです。また受験するために、ブラウザ以外のソフトが必要となります。
総論
いくら問題の形式が古くても、TOEICの問題であることに変わりはありません。
1000問も無料で解けるオンライン模試は滅多にありません。
1000問も解けば、かなりのスコアアップに繋がるはずです。
パソコン環境があれば便利に利用できますので、パソコンを持っている人はこのオンライン模試を軸にしてTOEICの頻出問題を攻略するというのも手です。
3.アルク TOEICミニ模試
メリット
TOEIC界で有名なヒロ前田先生が監修した問題が無料で解けます。所要時間は約15分。ただし無料の会員登録は必要です。
会員登録をすれば、「英単語力診断テスト」や「リスニング力診断テスト」も受けられる上、さまざまなコンテンツが閲覧できるようになります。
デメリット
会員登録を手間に感じる人も少なくないと思います。また、問題数が少ない(15分×3セット)ので、これだけでTOEIC対策を全てするのは難しいです。
総論
会員登録をすれば、「ヒロ前田のおしえたい英単語」や「GOTCHA」などのTOEIC攻略コンテンツが見られたり、TOEIC問題毎日トレーニングなども受けられるようになります。TOEICのスコアアップに大きく貢献するコンテンツばかりです。
模試自体も最新形式の上無料なので、受けて損することはありません。
ぜひ受けておきたいオンライン模試の1つです。
4.英語力測定テスト2019
メリット
2019年度のNHK番組講師が出題した模試です。
基礎編と応用編の2種類があるので、自分の実力にあったテストが受けられるところもメリットの1つです。
また、無料で受けられるので、お金の心配は全く必要ありません。
デメリット
英語力測定テスト2019は、TOEICの模試ではなく、あくまでも「英語」の模試です。
学習の目的が日常英会話の習得となっている点でTOEICとは異なるので、TOEICスコアアップの最短距離とは言えないかもしれません。
総論
NHKが作っているだけあって、自分の英語力を確かめるには十分な作りになっています。英語力が上がればTOEICスコアも上がるはずなので、現時点での英語力を試すにはぴったりのオンライン模試です。
受けた後の英語力の上げ方も考えられているので、一度受けておくと自分の英語力の位置や伸ばすべき点がわかって良いと思います。
5.Weblio語彙力診断テスト
メリット
TOEIC対策の語彙力テストが無料で受けられます。スコア別でテストが分かれているので、学習の割と早い段階の人でも受けやすい模試です。
また会員登録すると、間違えた単語を単語帳に登録できるようになったり、診断結果を保存できたりします。会員登録は、無料とプレミアムサービスに分かれていますが、とりあえずは無料で登録しておくとよいです。
時折、「こんなのTOEICに出るの??」と思うような、難問も散見されますが、そこはご愛敬です。
デメリット
語彙力だけの模試なので、リスニングとリーディングの実力は測れません。別のオンライン模試を受けるか、書籍のTOEIC問題集でカバーする必要があります。
総論
語彙力に関して言えば、このサイトだけで十分実力が測れます。ただし、中学レベルの英語をマスターしていないような段階では、Weblio語彙力診断テストを受けるべきではありません。最低でも高校生用の英単語帳を1冊こなしてから受けたいところです。
リーディングとリスニングの模試を別に受けることはマストですが、語彙力のテストを受けたいだけなら文句なしにWeblio語彙力診断テストがNo.1です。
6.e-test
メリット
3000問の問題数を誇る模試を、何回でも受験できます。
テスト終了後に自動でTOEICのスコアに換算した点数が出る他に、ボキャブラリーテストが受けられるなど、TOEICの実力試しやスコアアップに非常に向いています。
デメリット
受験が有料(カード決済だと1ヶ月2,200円(税込))なところがマイナスポイントです。
またリサイクル問題(同じような問題)が出てくる場合があることもありますが、復習だと思って何度も同じような問題を解けば、それほど問題にはなりません。
総論
模試を沢山受けて、TOEICのスコアをガンガン伸ばしたい人に向いています。
マイナスポイントは有料であるところですが、1ヶ月の短期集中であれば、公式問題集を1冊買うより安い金額で利用できます。
TOEIC直前期の追い込みに短期間で受験しまくれば、スコアアップに貢献するはずです。
7.CASEC
メリット
オンラインで24時間受けられることが特徴のオンライン模試です。
約40~50分で結果がわかり、TOEIC・TOEFLでのスコア目安と英検で何級レベルなのかもわかります。
テスト内容は、問題のレベルが正答数に応じて途中で変わるため、どんなレベルの人でも実力が正しく測れるようになっています。
テスト終了後に、英語力の伸ばし方についてのフィードバックを受けられるのですが、非常に的確で今後の英語学習に指針になるはずです。
デメリット
個人で受験する場合、1回3,667円かかる点がデメリットです。
また、TOEICスコアの目安は出ますが、CASEC自体がTOEICとは試験傾向が異なることを考慮しなければいけません。
出たスコアそのままがTOEICのスコアを反映しているわけではないのです。わかるのは、あくまでTOEICスコアの目安です。
総論
学習フィードバックが受けられるため、TOEICのスコアアップにも役に立ちます。フィードバックを活かすためにも、受験するならTOEICの1ヶ月前には受けておきたいところです。
有料なので頻繁には受けづらい模試ですが、TOEICのスコアの停滞期などに受験すると、有益なアドバイスがもらえることもあることも。
CASECはTOEICとは異なったテストですが、使い方によってはTOEICのスコアアップに役立ちます。
オンライン模試の特徴を活かしてTOEICスコアを上げよう
ここまで説明してきたように、オンライン模試にはさまざまなメリット・デメリットがあります。
ただし、メリットがデメリットを上回っていることがほとんどで、使い方によっては非常に効果的な試験になります。
自分の足りない部分を埋めるためにも、オンライン模試を活用してみてはいかがでしょうか?