CASECってどんな試験なのかな?
CASECはオンラインで受験できる英語の資格試験です。
この記事では、[blog parts id=”13730″]について以下の内容を中心に解説していきます。
最後まで読めば、CASECについてわからないことはなくなるはずです。
- CASECの試験概要
- CASEC対策に有効な勉強法
- CASEC対策に有効な教材
- CASECを受験するメリット・デメリット
CASECとは?基本的なデータを紹介
まず、CASECの基本的なデータを紹介していきます。
CASECの基本的なデータは以下の通りです。
問題数 | 合計60問 |
---|---|
受験料(税込) | 3,667円 |
試験時間 | 平均40~50分(最大約80分) |
受験形式 | オンライン受験 |
スコア | 1,000点満点(各Section250点満点) |
CASECの問題形式
ここではCASECの問題形式について説していきます。
CASECは試験が全部で4つのSectionに分かれています。
Section毎に問題形式が異なり、それぞれ250点満点で採点されます。
Sectionごとの内容については以下で解説していきます。
Section1の特徴
Section1は語いの知識が問われます。
空所に当てはまる正しい選択肢を選びます。正確な語いの知識が問われます。
解答方式は4択で、問題数は全16問です。
解答時間は1問あたり60秒あります。
Section2の特徴
Section2では表現の知識が問われます。
イディオムや定型表現などの知識が問われます。
Section1とSection2との違いは単語か熟語かというところです。
解答方式は四択で、問題数は全16問です。
解答時間は1問あたり90秒あります。
Section3の特徴
Section3ではリスニングでの大意把握能力が問われます。
流れる英語の大意を把握して、正しい選択肢を選びます。
解答方式は四択で、問題数は全17問です。
解答時間は1問あたり60秒です。
Section4の特徴
Section4では具体情報の聞き取り能力が問われます。
Section3もリスニングでしたが、Section4はより細かいところまで聞き取れているかどうかが問われます。
解答方式はディクテーションで、問題数は全11問あります。
解答時間は1問あたり120秒あります。
CASECの平均点
CASECの平均点は約630点です。
この数値は、TOEICの平均点が600点前後であることと、後述するCASECのスコア換算表から算出しています。
CASEC対策に有効な勉強法
ここではCASEC対策に有効な勉強法を紹介していきます。
語い・表現(Section1.Section2)
CASECのSection1とSection2の語い・表現対策にはTOEICの単語学習が有効です。
CASECでは日常英語だけでなくビジネス英語も出題されます。その点、TOEIC用の単語帳にはどちらもバランス良く載っています。
ただし、難易度の高い問題では学術的な単語が出題されることもあります。
そのため、CASECの語い・表現で高得点を取るには幅広いジャンルのボキャブラリーを鍛える必要があります。
リスニング(Section3.Section4)
Section3とSection4のリスニングについても、基本的にはTOEICのリスニング対策がおすすめです。
CASECとTOEICで出題形式は異なりますが、リスニングの基本となる聞き取る力はどちらも同じだからです。
リスニングの勉強法では、ディクテーションとシャドーイングがおすすめです。
どちらの勉強法もリスニング力を高めるのに非常に効果があります。
CASEC対策に有効な教材
ここからはCASEC対策に有効な教材を3つ紹介していきます。
基本的にCASECで700点くらいまではスタディサプリTOEICだけで十分です。
それより高得点を狙う場合には、究極の英単語とIDIOMATIC300を使用しましょう
スタディサプリTOEIC
スタディサプリTOEICは、リクルートが開発したTOEIC対策のアプリです。
魅力はそのコンテンツの数で、単語・文法・リーディング・リスニングをバランス良くトレーニングできます。
また、リスニング学習ではディクテーション機能もあるので、CASECのSection4対策にも向いています。
有料ではありますが、スタディサプリTOEICだけでCASEC700点レベルまでカバーできます。
究極の英単語シリーズ
究極の英単語は、アルクが出版している単語帳でレベル別に4冊に分かれています。
究極の英単語の魅力は幅広いジャンルの英単語を掲載しているところで、日常英語やビジネス英語だけでなく、専門的な単語まで載っています。
CASECのSection1で高得点を取りたい人には、難易度が高いVol.3とVol.4がおすすめです。
究極の英単語については以下の記事で詳しく解説しています。
IDIOMATIC300
IDIOMATIC300は、高難度のイディオムを扱っている参考書です。
CASECでは特にSection2対策に向いていますが、Section1対策にも力を発揮します。
こちらも、CASECで高得点を狙いたい人におすすめの1冊です。
CASECのメリット・デメリット
ここではCASECの英語試験としてのメリット・デメリットを紹介していきます。
以下、メリット・デメリットを一覧にしてみました。
1つずつ見ていきましょう。
デメリット
TOEICや英検などと比べると認知度で劣る
CASECは現状TOEICや英検などと比べると認知度で劣ります。
そのため、CASECスコアを履歴書に書いても就職でのアピールにならない場合もあるでしょう。
ライティングがない
CASECにはライティングの試験がありません。
英語の語い力は試されますが、ダイレクトにライティング力を測る問題がないのです。
なお、スピーキングについてはCASECスピーキングというテストがあります。
メリット
PCとネット環境があればどこでも受験できる
CASECのメリットとして、PCとネット環境があればどこでも受験できる点が挙げられます。
もちろん、リスニングテストがあるので静かな環境で受験した方が有利ですが、自分にとって有利な環境で受験できるのは大きなメリットですね。
受験料が比較的安い
CASECは受験料が3,667円と比較的安く設定されています。
TOEICや英検などと比べて半額程度で英語力を測定できます。
自分の好きなタイミングで受験できる
CASECは自分の好きな時間に受験できます。
例えば朝型の人であれば、朝の静かな時間帯に受験すれば良い結果が出るでしょう。
一般的なテストと違って、自分の都合に合わせてテスト時間を選べるのは受験者にとってメリットです。
CASECのレベル・難易度
CASECでは、難易度の低い問題から出題されます。
その問題に正解すると次の問題はより難しい問題に、不正解だとより簡単な問題が次に出題されます。
そのため、最終的には自分のレベルにかなり近い問題が出題されるようになるのです。
どのレベルでも自分のレベルがかなり正確に把握できるので、英語初心者から上級者まであらゆるレベルの人におすすめできます。
CASECスコアの他英語試験目安
CASECスコアを他の英語試験に換算するとどのようになるでしょうか。
ここではCASEC公式サイトを参考にして、CASECスコアとTOEICスコア・英検の換算表を作ってみました。
英検は合格率が80%以上となる級を示しています。
CASEC | TOEIC | 英検 |
---|---|---|
951~1000 | 990~990 | 準1級 |
901~950 | 965~985 | 準1級 |
851~900 | 930~965 | 2級 |
801~850 | 880~930 | 2級 |
751~800 | 810~880 | 2級 |
701~750 | 725~810 | 2級 |
651~700 | 635~725 | 準2級 |
601~650 | 545~635 | 準2級 |
551~600 | 470~545 | 3級 |
501~550 | 405~465 | 3級 |
451~500 | 355~405 | 3級 |
401~450 | 315~355 | 3級 |
351~400 | 275~315 | 4級 |
301~350 | 240~275 | 4級 |
251~300 | 205~240 | 4級 |
201~250 | 160~205 | 4級 |
151~200 | 105~160 | |
101~150 | 55~105 | |
51~100 | 20~55 | |
0~50 | 10~20 |
CASECについてよくある質問(FAQ)
CASECで200点だとどのくらいのレベルですか?
CASEC200点だと、TOEICであれば約160点、英検であれば4級くらいのレベルです。
CASEC600点だとTOEICは何点ですか?
CASEC600点だとTOEICは545点前後と推定されます。
CASECの英検レベルは?
CASECと英検スコアの関係については、こちらの記事で詳しく解説されています。
CASECの平均スコアは?
CASEC公式サイトによると、CASECの平均スコアはおよそ630点です。
まとめ
ここまでCASECについて以下の内容を解説してきました。
- CASECはオンラインで受験する英語試験
- CASECの平均スコアは約630点
- CASEC対策では英語の基礎を固めることが重要
- CASECは認知度は低いが自分の好きなタイミングで受験できる
- CASECは英語初心者から上級者まで活用できる
CASECは現在の自分の英語力を測るのに最適なテストです。
ぜひ受験してみて、現在の英語レベルを把握してみましょう。