TOEIC900点なんて難しすぎると諦めてはいませんか?
でも、きちんとTOEICテストに対する戦略を立てて、正しい勉強法を実践すればTOEIC900点は取れます。
そこでこの記事では、TOEIC900点について以下の内容について詳しく紹介していきます。
- TOEIC900点を効率良く取るための戦略の立て方
- 実際にTOEIC900点を取得するのに役だった勉強のコツ
- TOEIC900点を効率良く取るための分野別勉強法
ポイントは「効率良くTOEIC900点を取得する」です。
TOEIC900点に関するデータなどの情報については以下の記事が詳しいです。

TOEIC900点を取るための戦略の立て方
TOEIC900点を効率良く取るためには、勉強法だけではなく戦略も重要になってきます。
- 試験の仕組みから対策を立てる
- 自分の得意不得意を見極める
- セクション毎の目標スコアを設定する
上から順に説明していきます。
試験の仕組みから対策を立てる
TOEICは全問5点です。難しい問題でも、解答に時間が掛かる問題でも1問5点です。
それなら、簡単な問題を確実に解く方がスコアは上げやすいですよね。
TOEICの問題の難易度には以下の傾向があります。
・TOEICは同じPartであれば後半の問題の方が難易度が高くなりやすい
もちろん例外はありますが、各Partの前半から中盤までの問題はなるべく落とさないように心がけるのは大切です。
その上で、TOEIC900点を目指すのであれば、やや難レベルの問題も解けるようになる必要があります。
効率を重視するなら、難レベルの問題は解けなくても大丈夫です。
自分の得意不得意を見極める
自分の得意不得意を見極めるとは、リスニングとリーディングのどちらが得意かを見極めるということです。
得意不得意の見極めには二つの方法があります。
1.公式問題集を解いてスコアを予測する
2.実際にTOEICを受けて、自分のスコアを把握する
おすすめは公式問題集を解く方法です。
いつでも実践できるので手軽に試せるためです。

実際にTOEICを受ける方法は、時間もお金も労力もかかるのでおすすめできません。
もちろん、以前にTOEICを受けたことがある方は、直近のスコアで得意なセクションを判断してもらって構いません。
セクション毎の目標スコアを設定する
TOEIC900点を目指すなら、得意なセクションの目標スコアを450点以上に設定する必要があります。
得意なセクションで450点以上を取らなければTOEIC900点は達成できません。
苦手なセクションではスコアがより低くなる可能性が高いためです。
例えば、リーディングが得意なのに400点しか取れなければ、リスニングも400点以下のスコアしか取れないわけですから、最高でも800点にしかならないですよね。
得意セクションは早めに把握しておくのがおすすめです。
実際にTOEIC900点を超えるのに役だった勉強のコツ
ここでは僕が実際にTOEIC900点を取得するのに役立った勉強法を紹介します。
以下のボックス内で紹介してあるのが特に役立った勉強法です。
- スキマ時間を活用する
- 新しい公式問題集をマスターする
- タイマーを活用する
- バランスよく勉強する
一つずつ解きほぐしていきます。
スキマ時間を活用する
TOEICのスコアアップにはスキマ時間を活用して毎日の勉強時間を確保することが重要です。
特に、忙しい社会人の方はまとまった勉強時間が取れないと思います。
そういった方は、
- 駅までの道でリスニング
- 通勤電車で単語学習
- 昼休憩の時間にスマホでリーディング
といった形でスキマ時間を活用しましょう。
新しい公式問題集をマスターする
新しい公式問題集は少なくとも2冊はマスターしましょう。
公式問題集は、受験で言うところの過去問です。
受験勉強で過去問を使わない人はいませんよね?
それと同じように、公式問題集を完璧になるまで学習しましょう。
公式問題集の学習方法については以下の記事が詳しいです。

タイマーを活用する
TOEIC試験、特にリーディングセクションは時間との戦いです。
問題集を解く際は、タイマーで常に解答時間を計るようにしましょう。
時間を計るだけで、本番でのタイムマネージメント能力が飛躍的に上がるためです。
時間感覚がつかめれば、リーディングセクションで予定より時間が足りなくなることが減ります。
タイマーにそれほどこだわる必要はありませんが、スマートフォンの機能のタイマーは使わないようにしてください。
スマートフォンアプリで勉強するときに邪魔になりますし、スマホの音が鳴る設定にしていると、学習の邪魔になります。
例えば、以下のようなタイマーがおすすめです。

バランスよく勉強する
TOEIC900点を取得するには、英語のさまざまな分野の勉強をする必要があります。
例えば、
- 英単語
- 文法
- リスニング
- リーディング
といった分野です。
これらの分野の勉強がどれかに偏ってしまうと、TOEIC900点取得は難しくなります。
上記の4分野をバランス良く勉強することで、総合的に高い英語力が身に付きます。
TOEIC900点を取るための分野別勉強法
効率良くTOEIC900点を取るためには勉強法が重要な役割を果たします。
ここでは分野別に勉強法のコツやヒントを紹介していきます。
TOEIC900点取得におすすめの参考書については以下の記事で詳しく紹介しています。

単語勉強法
単語の勉強はTOEIC900点取得に欠かせません。
単語がわからないと、リスニングもリーディングも英語が理解できないからです。
知らない単語ばかりの英文はどうやっても理解できないですよね。
TOEIC900点レベルの単語を勉強する上でのポイントは以下の5つです。
- 単語のコアになる意味を覚える
- なるべく声に出して覚える
- 派生語も覚える
- 積極的にフレーズを暗記する
- 辞書を引くクセをつける
- 覚える単語数の目安は10000語
TOEIC900点獲得におすすめの単語帳はこちらの記事で紹介しています。
単語のコアになる意味を覚える
単語を勉強するときには、まずその単語の中核となる意味を覚えます。
コアの意味を覚えると、派生的に他の意味も覚えやすくなるためです。
数多くの単語の語義を覚えるには、まずコアの意味を覚えることから始めるのがベストです。
なるべく声に出して覚える
単語の意味を覚えるときは、なるべく声に出して覚えましょう。
単語と日本語訳をセットにして、繰り返し声に出せば語義が頭に残りやすくなります。
まずは、英単語とコアの意味をセットにして声に出しましょう。
力技ではありますが、単語を目で見るだけより覚えやすくなるはずです。
派生語も覚える
コアの意味を覚えたら、そこから派生語も覚えていきましょう。
派生語を覚えることで、語彙力は飛躍的に増加します。
コアの意味をしっかり覚えておけば、派生語は比較的覚えやすいはずです。
TOEIC900点を目指すなら、派生語を確実に覚えることで語彙力を伸ばすことが必須です。
積極的にフレーズを暗記する
単語をフレーズで覚えると、記憶が強固になります。
また、フレーズで覚えることでPart5の問題の語彙問題や語法問題が解きやすくなるというメリットもあります。
覚える量は増えますが、フレーズの暗記は英語力が確実に向上します。
辞書を引くクセをつける
普段から辞書を引く習慣を身に付けましょう。
学習中に出会った未知の単語を辞書で引くことで、語義が頭に残りやすくなるからです。
最近の教材では難しめの単語に注釈が付いていることもありますが、辞書はあった方が便利です。
Appleユーザーでしたら、以下の「辞書」アプリが便利です。
iPhoneやiPadが電子辞書に早変わりします。
覚える単語数の目安は10,000語
TOEIC900点を目指す上で覚える単語数の目安は10,000語です。
10,000語というと多いと思われるかもしれませんが、それほど多いわけではありません。
10,000語の中には、dogとかcatなどの超基本単語も含まれているからです。
目安の単語数がわかるとどれだけの勉強をすれば良いのかわかりやすくなります。
自分の語彙力を調べるにはWeblio語彙力診断のTOEICテストの項目を利用すると便利です。
文法勉強法
TOEIC900点には文法の学習も必要です。
文法はいらないという人もいますが、文法は外国語を勉強する場合に強力な武器になります。
TOEIC学習が終わったら英語を話せるようになりたい方も多いと思いますが、文法がキチンとしていないとスピーキングはできません。
TOEIC900点獲得におすすめの文法参考書についてはこちらの記事を参照してください。
- 基本文法は集中的に勉強して覚える
- 発展事項は二周目以降に
- 文法は人に教えられるレベルまで理解する
基本文法は集中的に勉強して覚える
基本的な文法に関しては、学習初期のうちに集中的に勉強してしまいましょう。
基本文法がしっかりしていないと、リスニングやリーディングの学習ができないからです。
まずは高校基礎レベルの文法まで覚えれば大丈夫です。
文法の暗記がどうしても苦手だという人は、アプリの映像授業を利用するのもおすすめです。
特に、「スタディサプリTOEIC
」の映像授業は非常に理解が進みやすいです。
1週間の無料体験ができるので、基本文法の理解で苦労するようなら試してみるのもありです。
発展事項は二周目以降に
文法問題集には解説に発展事項が書いてある場合がありますが、二周目以降にまわしましょう。
いきなり発展事項まで覚えようとすると挫折してしまう可能性が高いからです。
まずは「問題が解けるようになる」状態を目指します。
ただし、TOEIC900点を目指すなら発展事項も最終的にはマスターしているようにしましょう。
文法は人に教えられるレベルまで理解する
文法の問題集を何周するべきかとよく質問されますが、
「人に教えられるレベルまで何度も解く」
ように言っています。
文法問題を人に教えるには、完全にマスターしている必要があります。
つまり、人に教えられるレベルというのは、その文法問題に関して十分に習熟している状態なのです。
もちろん、実際に人に教える必要はなく、自分の頭の中で解説を再現できるようになればOKです。
リスニング勉強法
TOEIC900点を目指すリスニング勉強法としては、何と言っても「精聴」と「音読」のトレーニングの組み合わせが有効です。
・精聴・・・ディクテーション
・音読・・・シャドーイング
この2つのトレーニングだけで、TOEIC900点は十分射程圏に入ります。
なお、TOEIC900点獲得におすすめのリスニング参考書についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
- 精聴で聞き取れるパターンを数多く身に付ける
- ディクテーション
- シャドーイング
精聴で聞き取れるパターンを数多く身に付ける
リスニングの学習で何より重要なのが、精聴で聞き取れるパターンを数多く身に付けるということです。
聞き取れるパターンが増えることで、今まで聞こえなかった英語が聞き取れるようになり、リスニング力が向上します。
例えばwillという単語はカタカナで表わすと「ウィル」ですが実際にネイティブの発音を聞くと「うぃーぅ」のような感じになります。
そこで、「ウィル」じゃなくて「うぃーぅ」がwillなんだと頭の中で変換できるようになります。
これで、聞き取れるパターンを一つ身に付けたことになるわけです。
理想的には、頭を使わずに反射的に変換できるのが理想ですが、それには何度も聞き込む必要があります。
ディクテーション
ディクテーションとは、聴き取った音声をそのまま文字に起こす勉強法のことです。
ディクテーションの効能としては、
- 集中が必要なので、音声を聞きっぱなしにしなくなる
- 細かい音まで聞き分ける聴力を身に付けられる
などがあります。
ただし、英語長文のディクテーションはあまりにも時間がかかってしまうため、短文のディクテーションがおすすめです。
TOEICでいうと、Part1&2の学習としてディクテーションを行いましょう。
ディクテーションは、英文を紙に起こしても、パソコンやスマホの電子媒体に起こしても、どちらでも問題ありません。
シャドーイング
シャドーイングとは、音声を少し遅れて真似て発音することです。
もともとは同時通訳者のトレーニングだったので、難易度は高いですが、その分リスニング力の向上に非常に効果があります。
シャドーイングの効能には以下があります。
- 音声を集中して聞くことができる
- 英語の発音を認識しやすくなる
- 発音が良くなる
シャドーイングの効果については、以下の記事で詳しく解説しています。

リーディング勉強法
リーディングは、まずは精読ができるようになりましょう。
精読ができなければ、速読はできません。速読とは精読の速度を上げた読み方だからです。
TOEIC800点台の人でも精読がきちんとできていない人は多い印象を受けます。
そうした人は、精読ができるようになるだけで、一気にリーディング力が開花するようです。
以下、リーディング勉強法のポイントを解説していきます。
- まずは正しく読めるようになる
- リーディングスピードは音読で上げる
- 頻出パターンをおさえて設問を解くスピードと正確性を上げる
TOEIC900点獲得におすすめのリーディング参考書に関してはこちらの記事が参考になります。
まずは正しく読めるようになる
上述したとおり、まずは精読ができるようになるのがポイントです。
精読ができなければ、リーディング自体が不可能になってしまいます。
ゆっくり読んでもわからない文章を速く読んだから理解できることなんてありませんよね。
精読の自信がない人には以下の参考書がおすすめです。

リーディングスピードは音読で上げる
精読ができるようになったら、音読をしましょう。
音読は自分の理解できるスピードでしかできません。
つまり音読が速くできるようになれば、リーディングスピードが上がっているわけです。
まずは短い英文でも良いので、音読をします。
大事なのは、その時に頭の中で和訳をしないことと素材を理解できるスピードで読むことです。和訳をするとスピードが落ちてしまいます。
あくまで、英語を英語のままで読むイメージで、理解していきましょう。
その上で、音読のスピードを徐々に上げていきます。
こうすれば、確実にリーディングスピードが上がっていきます。
頻出パターンをおさえて設問を解くスピードと正確性を上げる
最後に設問をスピードと正確性を上げていきます。
精読ができれば、設問を解く正確性は向上します。
問題は解答スピードを上げても正確性を維持できるかです。
解答スピードを上げるには、以下の方法が有効です。
頻出する問題パターンをおさえて、解答スピードを上げよう!
頻出問題のパターンを理解すると解答が速くなります。
また、設問でどこが問題になるのかがわかるようになるので、解答にかかる労力が減ります。
本質的な英語力がつくわけではありませんが、TOEIC900点取得の効率を上げるには頻出パターンの網羅がおすすめです。
頻出パターンを学習したいなら以下の記事で紹介する参考書がおすすめです。

TOEIC900点は勉強法次第で断然効率良く取りやすくなる!
ここまで以下の内容について解説してきました。
- TOEIC900点を取るには、まず取得までの戦略を立てる
- TOEIC900点取得に実際に役だった勉強法
- 分野別の勉強法のポイント
TOEIC900点を効率良く取る勉強法をポイントにここまで解説してきました。
この記事に書いたことは、
- 僕が実際にTOEIC900点を取るまでにした勉強法
- TOEIC900点を取ってから、こうした方が近道だったと改善した勉強法
です。
ぜひ、この記事を読み込んでTOEIC900点を達成してください。