こんにちは、シロです。
TOEIC初心者だと何から勉強したら良いかわからないことって多いですよね。
でも、TOEICって実は比較的対策がしやすいんです。
勉強法や使う参考書がちゃんとしていればスコアは独学でも効率的に上がります。
この記事では、
- TOEIC初心者が最初にやること
- TOEIC初心者向けの参考書とアプリ、勉強法
- 独学でも効率良くスコアが上がるTOEICの勉強法
をまとめてみました。
最後まで読めば、TOEIC対策を何から始めたら良いか把握できるようになっています。
ぜひ参考にしてください!
- TOEICを受けるにあたって、まずやるべきことを知りたい人
- 社会人でTOEIC対策をしたい人
- TOEIC初心者向けの勉強法や参考書を知りたい人
- 独学でTOEICのスコアを上げる方法を知りたい人
英語をゼロから学び直したい人は以下のリンクを参考にしてください。
TOEIC初心者がまずやるべきことはこの2つ!
TOEIC初心者が最初にするべきことは、次の2つです。
- TOEIC受験のスケジュールを決める
- TOEIC初心者用の参考書とアプリを手に入れる
以下、一つずつ解説していきます。
TOEIC受験のスケジュールを決める
最初に、TOEIC受験のスケジュールを立てます。
スケジュールは次の順番で決めましょう。
- 現時点での実力を測定する
- 目標スコアを決める
- トータルの勉強時間を算出する
- 1日の勉強時間を決める
- TOEICを受験する時期を決める
現時点での実力を測定する
まず、現在のおよその実力を把握しましょう。
現時点の実力を測るには、「公式問題集」を時間を計って解くのがおすすめです。
ここ半年くらいの間でTOEICを受けた人は、その時のスコアを現在の実力とします。
ただ、実力試しでTOEICの本試験を受けに行くのはおすすめしません。
試験を受けてから結果が出るのに時間が掛かる上、コストや労力もかかるからです。
公式問題集ではピンポイントなスコアは出ませんが、ここではおよそのスコアがわかれば構いません。
現在のスコアが300点未満だった場合、中学英語の知識に穴がある可能性があります。
その場合は、以下のリンクを参考にして、中学レベルの英語を学び直しましょう。
目標スコアを決める
次に目標スコアを決めます。
TOEIC初心者で、英語があまり得意でない人は500点~600点が目安です。
逆にTOEIC初心者でも、英語力には自信がある人は700点以上を目指すと良いでしょう。
参考程度にとどめておきましょう。
トータルの勉強時間を算出する
トータルの勉強時間を算出するには下の表を使いましょう。
この表は、現在のスコアから目標スコアに到達するまでに掛かる時間の目安を示しています。
左のCurrent scoreは現在のスコアを、上のTarget scoreは目標スコアを示しています。
例えば、現在350点の人が550点を取るには450時間の勉強が必要だということになります。
ただ、この表はあくまで目安なので、効率良く勉強すればより短時間で目標スコアは達成可能です。
勉強時間の短縮方法については以下の記事を参考にしてください。
1日の勉強時間を決める
次に、1日の勉強時間を決めましょう。
どうやって決めればいい?
ポイントは、
- 平日と休日に分けて勉強時間を設定する
- 無茶な勉強時間を設定しない
の二つです。
まず、休日は平日より勉強時間を長く設定します。
また、「1日8時間勉強する!」といった、無茶な勉強時間は設定すると途中でキツくなってしまう可能性が高くなるのでいけません。
忙しさにもよりますが、社会人であれば、
- 平日は1~3時間
- 休日は3~4時間
くらいの時間を設定しましょう。
TOEICを受験する時期を決める
最後に、TOEICを受験する時期を決めます。
TOEIC本試験は、例年であれば2月と8月を除いた各月に1回あり、1年に10回試験が行われます。
(2022年現在、コロナウイルスの関係で変則的なスケジュールになっています)。
受験までの期間を長めに設定しておくと間違いがありません。
受験時期は1日の勉強時間と、トータルの勉強時間から逆算します。
ただし、受験までの期間が長すぎるとモチベーション維持が難しいので、勉強開始から半年以内には受験するようにしましょう。
TOEIC初心者向けの参考書とアプリを手に入れる
TOEICの勉強では自分のレベルに合った教材を手に入れることが非常に重要です。
ここではTOEIC初心者におすすめの参考書とアプリを紹介していきます。
【TOEIC対策アプリ】スタディサプリTOEIC
\ 1週間の無料体験 /
- 無料期間は申込日を1日目とします。
- 動画講義が非常にわかりやすい
- 基礎講座で基礎的な英単語や文法も学べる
- スマホアプリなのでスキマ時間に有効活用しやすい
- 有料のアプリだが、最初の1週間は無料体験可能
- 無料期間は申込日を1日目とします
「スタディサプリTOEIC」はTOEIC対策に特化したアプリです。
TOEICの全ての分野で基本から応用レベルの問題を解く力が身に付けられます。
また「基礎講座」という中学英語レベルを復習するコンテンツができたので、TOEIC初心者でも十分使えるようになりました。
TOEIC初心者で、独学でTOEIC対策をしたい人には必須のアプリといえます。
【発音】英語耳
- 短期間で英語の発音の基礎が身に付く
- 説明がわかりやすく、正しい発音が習得しやすい
- 音声が無料でダウンロードできる
「英語耳」は基本的な英語の発音を学習するのにおすすめの参考書です。
盲点かもしれませんが、発音の勉強はTOEICの勉強をする上で重要です。
音読などの英語を声に出す勉強法を行う前に発音を習得しておくと、リスニングやリーディングの力がグッと伸びやすくなるからです。
発音はTOEICのスコアに直接は関係ありませんが、早めに勉強した方が結果的にスコアが上がりやすくなります。
【単語帳】TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ
- TOEIC初心者から取り組める難易度
- 見出し語だけで1000語あり、ボリュームがある
- 全ての単語の音声が無料ダウンロードできる
「銀のフレーズ」はTOEIC初心者が1冊目に勉強する英単語帳としておすすめです。
「銀のフレーズ」が簡単だと思ったら、「金のフレーズ」を勉強しましょう。
「金のフレーズ」は特徴は「銀のフレーズ」とほぼ同じですが、掲載されている単語のレベルがかなり上がります。
【全パート対策】はじめて受けるTOEIC(R)L&Rテスト全パート完全攻略
- TOEIC全パートが一冊で対策できる参考書
- 正しい勉強法を身に付けられる
- 難易度はTOEIC初心者~TOEIC700点レベル
- 模試が1回分付いているのもポイント
「はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略」は、その名の通り、TOEIC初心者向けの全パート対策参考書です。
全パート対策という点では「公式問題集」と同じですが、解説の詳しさは「はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略」の方が上です。
「公式問題集」の解説がわかりにくいと感じる場合、先にこの参考書をこなすのがおすすめです。
【模試問題集】公式 TOEIC Listening & Reading 問題集
- TOEICを運営しているETSが発行している問題集
- 本番クオリティの模試が2回分収録
- ナレーターが本番と同じ
- 全レベルのTOEIC受験者向けの問題集
- 現時点での自分のスコアを知るのに最適
公式問題集はTOEICの試験勉強には必須です。
TOEICは基本的には過去問がないので、公式問題集が過去問の代わりになるためです。
また本番と同じナレーターの音声が収録されているので、試験直前に学習すればナレーターの発音に耳を慣らすことができます。
TOEIC対策の順番はこれがおすすめ!
ここでは、TOEICの分野別の勉強法と、勉強する順番を紹介します。
正しい順番で勉強することは、勉強の効率を上げるには重要です。
そこで、TOEIC初心者は次の順番で勉強しましょう。
- 発音
- 英単語と英文法
- リーディング
- リスニング
以下、詳しく説明していきます。
発音
発音は最初に勉強するのがマストです。
正しい発音を早めに身に付けておくと、その後の音読のトレーニングの効率が上がります。
英単語と英文法
英単語と文法を勉強します。
英単語と文法がわからないと英文の意味が正確につかめません。
英文を読んでも意味がわからない状態では、耳で聞いても理解できません。
早い段階で基礎英単語と英文法を身に付けておくことは、リーディングとリスニングの上達に必須です。
リーディング
次に、リーディングの勉強をします。
リーディングができれば、リスニングも正しく理解できるようになります。
逆に、読んでわからない文章は耳で聞いても理解できません。
そのため、リスニングよりリーディングを先に勉強した方が勉強の効率が上がります。
リスニング
簡単な英文が読めるようになったら、リスニングの勉強を始めます。
リスニングの勉強を始めるタイミングとしては、TOEICでPART5の短い英文がある程度正確に読めるようになってからがおすすめです。
TOEIC初心者におすすめの勉強法
TOEIC初心者におすすめの勉強法を分野別に紹介していきます。
発音の勉強法
発音の勉強は、記事の前半で紹介した「英語耳」という参考書で勉強するのがおすすめです。
「英語耳」を一冊マスターすれば、基本的な発音は身に付きます。
英単語を覚えるときには発音も覚えるようにしましょう。
実際に単語を発音して覚えると、発音を覚えられるだけでなく、意味も記憶に残りやすくなるので一石二鳥です。
また、リスニングやリーディングの勉強でも音読をするようにすると、英文を解釈するスピードが上がります。音読は非常におすすめの勉強法です。
英単語の勉強法
英単語は、最終的に
- 日本語訳
- 発音
- 英単語の使われ方(語法)
までマスターする必要があります。
初心者の内から、全てを丸暗記しようとするのはなかなか骨が折れます。
そこでおすすめなのが、英単語や、英単語が含まれる短いフレーズを音読して覚えてしまう勉強法です。
また単語の音声を聞くのも非常に有効な勉強法です。
最近の英単語帳は音声ダウンロードができるものがほとんどです。
音声で勉強すれば、正しい発音が身に付くのでリスニングの力も上がります。
英単語の勉強法について、詳しくは以下の記事内で解説しています。
文法(PART5&6)の勉強法
文法は、特にTOEIC初心者のうちは「スタディサプリTOEIC
「スタディサプリTOEIC
そのため、英文法を単純に丸暗記しなくてすむので、挫折しにくくなります。
なお、文法問題は一度解いたら解きっぱなしではなく、繰り返し復習しましょう。
解説を理解して、人に教えられるレベルにまでなれば、その文法をマスターしたといえます。
リーディング(PART7)の勉強法
リーディングの勉強は次の順に行います。
- 英文の読み方を覚える
- リーディングの解き方を覚える
- 問題を解き、答え合わせをする
- 解説を理解する
- 日本語訳を読んで、自分の読み方が合っていたか確認する
- 英文を音読する
- 時間をあけて復習する
リーディングは、早い段階で読み方・解き方をしっかり勉強すると、その後スコアが着実に上がります。
TOEIC初心者は、読み方・解き方に関しては「[affi id=37]」の動画で勉強するのがおすすめです。
また、英文を左から右に読むことも、ポイントの一つです。
英文を右から左に読むことを「返り読み」といいます。
「返り読み」をすると、リーディングスピードが伸び悩んでしまいます。
「返り読み」を防ぐには、音読が有効です。
音読することで、英文を左から右にリーディングできるようになりますし、英文を細部まで理解出来るようになるはずです。
リスニング(PART1~4)の勉強法
リスニングの勉強は、
- PART1&2の勉強
- PART3&4の勉強
の順に分けた方が効率が良くなります。
TOEIC初心者のうちは、まずPART1&2の短い音声を聴き取れるようになりましょう。
PART1&2の勉強法
PART1&2の勉強は次の順番で行うのがおすすめです。
- 問題を解く
- 解説を理解し、知らない表現を覚える
- 問題の解き方を覚える
- ディクテーションをする
- 音声を繰り返し聞く
- 音読をする
PART1&2ではディクテーションという勉強法が有効です。
ディクテーションとは、聞こえた英文音声を文字に起こす勉強法のことです。
細かい発音まで注意する必要があるため、聴きとる力がアップします。
初心者のうちは少し難しいかもしれませんが、数多くディクテーションを行うと、聴き取れる音が増えてくるので、リスニングができるようになります。
PART1&2でリスニングがある程度できるようになってきたら、PART3&4の勉強を始めます。
PART3&4の勉強法
PART3&4は次の順番で勉強します。
- 問題を解く
- 解説を理解し、英文を確認する
- 何度も音声を聞く
- 英文を見ながら音声をまねて音読する
PART3&4は、PART1&2に比べて音声が長いので、「聴き取って素早く理解する力」が必要になります。
TOEIC初心者であれば、PART1&2の学習で聴き取る力を身に付けてから、PART3&4の学習を始めるのがおすすめです。
PART3&4の勉強法では、音読やシャドーイングなどの声を出すトレーニングがおすすめです。
シャドーイングとは、音声の後を追うように自分でも発音する勉強法で、聴き取りが上達します。
ただし、初心者のうちはシャドーイングは難しいので、音読で十分です。
音読をするときは、音声をまねて音読するのがポイントです。
独学でもTOEICスコアが効率良く上がる勉強方法のコツ7つ
TOEICは独学でもスコアを上げられます。
独学でTOEICを勉強するときにスコアを効率良く上げる勉強方法があります。
ここではその勉強方法のコツを7つ紹介します。
特に社会人で仕事が忙しい人は参考にしてください。
1.必要なコストをケチらない
TOEICの勉強法というよりTOEIC学習に対する姿勢の問題ですが、TOEICに必要なコストはケチらないことが大切です。
例えば、参考書やアプリはTOEICのスコアアップのためには何かしら必ず用意しなければなりません。
教材など全く無しにTOEIC対策をしても、スコアアップの効率が圧倒的に悪くなるためです。
また無料の教材などもありますが、大抵のものは問題数が限られていたり、解説がなかったりするので、特に独学の初心者にはおすすめできません。
問題集や参考書を絞るのは大切なことですが、絞りすぎてしまわないようにしましょう。
2.継続して勉強する
勉強を毎日継続することで、TOEICのスコアが上がります。
毎日勉強するというと大変に聞こえるかもしれませんが、忙しい日はスキマ時間に勉強するだけでも大丈夫です。
特にリスニングは、勉強しない期間があるとすぐに力が落ちてしまいます。
毎日の生活のどこかに勉強を組み込んで、継続して学習するようにしましょう。
3.朝の勉強をルーティンにする
朝の勉強をルーティンにすると勉強を毎日続けることが楽になります。
TOEIC上級者には、朝の勉強をルーティンにしている人が多いです。
朝の勉強がおすすめな理由としては、朝は勉強に集中しやすいことが挙げられます。
毎朝30分だけ早く起きて、勉強の時間にあててみましょう。
4.スキマ時間を活用して勉強する
TOEICの勉強では、スキマ時間を上手く活用することがポイントになります。
例えば、
- 通勤通学時間
- 昼休み
- 寝る前
などのスキマ時間に勉強をすることで、忙しい日でも勉強ができるようになります。
他にも自分なりのスキマ時間を見つけて、勉強するようにしましょう。
5.平日勉強できなかった分は休日に穴埋めする
いくらスキマ時間を活用したとしても、まとまった学習時間をとる必要があるときもあります。
例えば、TOEICの模試問題集を勉強するときには2時間まとめて勉強しなければなりません。
そういうときは、休日の時間を活用しましょう。
平日にはできなかった勉強を、休日にして穴埋めするイメージです。
6.復習をメインにする
TOEICの学習では、復習の仕方がスコアアップのカギを握っています。
英単語や文法と言った、暗記系の分野だけでなく、リーディングやリスニングの学習でも復習が重要です。
数多く解くことに力を入れる人もいますが、特にTOEIC初心者のうちは、復習を優先するほうがスコアは上がりやすいです。
7.試験2週間前からは公式問題集で直前対策をする
試験直前では主に「公式問題集」を使って勉強します。
公式問題集を使うメリットは主に以下の3つです。
- 本番と同じ模擬試験ができる
- ナレーターが本番と同じなので、なまりに慣れることができる
- PART3&4で、先読みのタイミングがわかるようになる
※先読みは、PART3&4で設問の文章が流れている間に次の設問を読んでおくテクニックのこ
上記の3つのメリットはどれも重要です。
特に、先読みはアプリなどでは勉強しにくいので、「公式問題集」を解くときに意識して身に付けるようにしましょう。
そして、「公式問題集」自体がTOEIC問題集として非常に完成度が高いので、直前期でもスコアアップが可能です。
「公式問題集」を勉強するときも、解き終えたら復習をしっかりしましょう。
まとめ
この記事では以下の内容について書いてきました。
- TOEIC初心者がまずやるべきこと2つ
- TOEICを勉強するおすすめの順番
- TOEIC初心者向けの勉強法
- 独学でも効率良くスコアが上がるコツ7つ
この記事が、みなさんのTOEICスコアアップの一助になれば幸いです。